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[5] ぼんやりとした疑問  投稿者:kawagen  投稿日:2007年02月10日 19:59:48  No.5001
I P:202.242.187.154
 初めての書き込みになります。私は現在D3のものです。

 ずっと以前から気になっていたのですが、博士のかたの書き込みを見ているて何となく悲観的な雰囲気を感じます。このHPのみならず、私の周りも博士に対して悲観的なイメージを抱いている人が多いです。
 
 かくいう私も博士課程進学前から不安を感じ、現在でも将来のことを考えると明るい気持ちになれないでいます。

 本来は目標や夢があって博士に進学した人も多いと思うのですが、そんな人たちが悲観的な気分に浸ってしまうのは本人にも不幸ですし、社会にとっても良くないのではないかと思います。

 自分の周りの暗い雰囲気を感じ、私一人がどうこうできることではないのですが、どうしたらいいのだろうと考えてしまいます。

 なぜこのようになってしまっているのか、なにかご意見をお持ちの方がいらっしゃいましたら教えていただきたいと思います。



Re:ぼんやりとした疑問  投稿者:ua  投稿日:2007年02月11日 16:18:10  No.5002
I P:133.6.58.131
>なぜこのようになってしまっているのか

私が思うに、若者のポストが任期制になっているせいだと思います。
博士に限らず、派遣/契約社員のようなポストはやめて正規雇用を増やそうという世風になっていると思いますが、まさに博士課程後のポストが任期制が多いのが問題かと思います。
助手でも、ポスドクでも。

数年間しか生活が保障されないのは大変なストレスです。
長期的な視点で仕事が出来ないのはもちろん、プライベートも結婚とかを考えるとかなり苦しい問題です。
仮に結婚して共稼ぎする場合、数年の任期が終わると土地を変え、職場を変え、妻もまた新たな職を探さねばなりません。
でなければ一緒に住めません。

生活の基盤があってこそ、仕事に本来の熱意をもってのめり込める物です。
生活が保障されていなければ、研究も何もありません。
もともと博士まで進学しようという人はマジメで優秀な人が多いとおもいます。
安定した職が無いことこそ、不安の根源では無いでしょうか。



Re:ぼんやりとした疑問  投稿者:トリム  投稿日:2007年02月11日 23:35:59  No.5003
I P:220.0.84.25
こんばんは。

kawagenさん、uaさん、どうもありがとうございます。

悲観的な気分になるのは、仕事がないと思っていること、仕事が任期制のものが多いということは一つの理由だろうと思います。

アカデミックの世界では国立の大学・研究機関において、国の方針として定員を減らす、もしくは抑制させる方向に行っておりますが、民間は割りと、博士号取得者に対しても積極的に門戸を開いてきているように思います。

キャリアサポートと称して、民間企業に就職した人たちの話が聞ける機会も増えてきていますし、研究機関が求人を集めるようなことまでするようになってきております。就職に関する情報は集めようと思えば割りと集めやすくなってきているように思います。

自分自身を振り返ったり、ホームページをやっていて思うのですが、博士号をとった人たちは、そうでない人たちもいますが、例えば、修士課程の学生たちのように学校推薦のような形で企業を紹介されたとして、果たしてそれを受けるのだろうかという疑問をもっております。

就職先がたくさんあるということを示すことで、悲観的なムードはなくなると思いますか?なくならないとすれば一体、何に原因があると思いますか?



Re:ぼんやりとした疑問  投稿者:  投稿日:2007年02月21日 07:06:51  No.5004
I P:130.54.130.227
なんでそんな悲観的と思うところにあえて、進むのでしょうか?

「研究が好きだから」ということだけで、そのような選択をするのは危険察知能力に欠けている?自分の能力を把握していない?というふうに思えてしまいます。

「誰も文句のつけようのない、業績・成果をまず積み上げることが重要」と当方は考えております。

確かに任期があるということは大きな問題ですが、それだけではないと思います。任期制は昨日今日にはじまった話ではないですよね。

D3ならそれなりの成果は出していると思います。
自身の数年間を振り返って、希望する道にすすむにふさわしいか、考えてみればいいのではないでしょうか。

パーマネントの枠は狭まっていますが、公募(の割合?)も増えていますし、ポスドク職も充実しています。

入手可能な情報も多いし、考える時間も取れるようになって、
少しずつですがよくなってきているように思えるのですが。


雑誌などでは、博士課程や学位取得者のネガティブなところだけが過剰に紹介されている感があります。

個人の見解というミクロな議論のシグマで、施策を批判・批評することはありますが、すぐに改善されることはありませんし、そもそも個人のリニアな延長上に社会は存在しないので、それっぽい・関係あるような議論しか出来ないと考えています。

社会を把握しているような見解に流されずに、自身の能力を信じて(正しく判断して)、道を選択するのが一番よいと思います。




Re:ぼんやりとした疑問  投稿者:Q  投稿日:2007年02月26日 11:13:50  No.5005
I P:210.250.78.86
博士課程にもなるとお友達が減っちゃうのも一因じゃないでしょうか。
就職して行った同期とは生活サイクルも合わないですし、
大学特有の悩みも共有しにくいので、
そういう悩みや不安がネットにあふれてきているのではないかと。

アメリカだとポスドクの連合組織?があって
キャリア支援なんかもするようですが、日本だと
ドクター学生やポスドクが研究室ごとに分断されちゃっているのが
問題かなーと思います。




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