返信



[49] とても参考になりました  投稿者:longline  投稿日:2007年11月03日 20:36:06  No.49001
I P:121.115.57.36
現在、水産系国立大学の博士後期課程2年目に属する26歳女性です。
このサイトでは博士取得後の難しい就職状況について、今まで
漠然と不安に思っていたことがデータとして裏づけされており、
深く納得するとともに、非常に参考にさせていただきました。

博士取得後の進路としては、今までの研究を活かす道と新たに
一社会人としていく道が考えられますが、
今が正に人生の分かれ目と思って悩んでいます。
とくに問題なのが、私の専門分野は水産の中でも漁業系に属しており、
民間の研究職に従事できるだけの専門性がない事です。
フィールドワークの経験はいくらあっても、
試験管などを使用する作業や機械を組み立てる等の知識は全くありません。
講座で博士を取った先輩方の就職先は、水研・水試に限られています。
つまり、国Tか地方上級に合格する以外に研究の道はないというわけです。
そして、企業に就職するなら特に博士まで行く必要はなく、
まだ修士で出ておけばよかったということになります。
派遣研究員やポスドク、海外留学の道も考えていましたが
(取れるかは別として)、サイトを読ませていただいた限り、
あまり得策ではなさそうですね。
要は、研究に対する情熱の強さだとは思いますが。

この厳しい時代にのほほんと博士まで来てしまった自分を恨みつつ、
いま気がついて良かったと慰めて、とりあえず就活しながら
公務員試験の勉強をしようと思います。
特に質問等でなくすみません。
このサイトを見て非常に危機感を高めることが出来たので、
一言書かせていただきました。
どうなるにしろ進路が決まりましたら、一人の博士取得予定者として、
こちらに報告したいと思います。



Re:とても参考になりました  投稿者:  投稿日:2007年11月03日 21:13:17  No.49002
I P:130.54.130.227
最近、応用物理学会や日本化学会などで、年会にあわせて博士問題を取り扱ったセミナーが幾つか催されています。

参加されている学会などで、その様な催しがあれば紹介していただけないでしょうか。

水産系の方の話を聞く機会がないので、興味深いです。




Re:とても参考になりました  投稿者:NFU  投稿日:2007年11月05日 15:12:15  No.49003
I P:211.1.151.194
水産学関連の大学で教員をしています。
私の専門は水産ではありませんが、水産関係の大学や研究機関の情報は
入ってきます。明るいニュースはありません。

longlineさんの先輩方が多く就職した水研センターも、
今や他の独立行政法人との統合化という圧力を受けています。
要するに人件費を減らすのが目的ですから、まして新しく研究者を採用する
ところまではいきません。私の勤務先でも、新規採用教員の数は
極度に抑えられ、足りない分は非常勤や、既に退職した教員を
特任教員として採用することになっています。

そんな感じで、正直なところ水産系の大学、研究機関へ就職できる
チャンスはかなり低いと言わざるを得ません。longlineさんが現実的に
対処なさろうとしているのは、賢明だと思います。
就職活動、応援しています。



はじめまして。  投稿者:rody  投稿日:2007年11月07日 21:07:12  No.49004
I P:150.59.206.2
はじめまして。
バイオ系博士卒で、現在地方国立大の有期雇用職で働いているrody(女性30歳)といいます。
他人事だと思えなくて、返信します。

公務員試験も勿論ですが、学部卒や修士卒で企業に就職した後輩に中途募集はしていないか、
企業(正社員)も含めあらゆる情報を得るのも良いのではないでしょうか。
なかなかこのご時世、公務員の募集も少ないと思いますので。

余談ですが、あと周りが結婚ラッシュになると思います。
しっかり「私は私」で乗り切ってください。
それぞれの時期に、春はやってきます。

私も今年度で研究プロジェクトも終わり任期切れなので、
研究職以外(教育系他)や派遣も視野に入れて就職活動中です。
悲観し過ぎず、一緒に頑張りましょう。
アドバイスも何もなっていませんが、失礼しました。。。



Re:とても参考になりました  投稿者:W  投稿日:2007年11月09日 00:21:21  No.49005
I P:118.0.28.11
はじめまして。
バイオ系博士卒で、人材派遣会社(特定派遣)の正社員として働いておりますW(男性29歳)といいます。
職種としては『研究職』になります。
とある製薬会社に配属され、縁あって今は大学の研究所で働いております。
longlineさんは博士後期2年ということで、昔の自分を思い出しまして、何か伝えたいと思い、書き込みさせて頂きました。

水産系というのが、どのような分野なのか勉強不足なので
適切なアドバイスができず申し訳在りません。
ですが、私も民間の研究職には不人気な、マイナー所の植物を専攻しておりました。
私が就活をしていた頃は、植物関係の研究職を探す場合、民間の企業は随分と限られておりかなり厳しい状況でした。
植物を取っ払って、他分野の研究職として応募してもさらに厳しかったです。
(もちろん公務員試験も考えました)

就活をする上で、自分の中で、「何がしたいのか」と「何が出来るのか」を明確にしました。
「何がしたいか」は、間違いなく「研究」でした。
「研究」ができれば、テーマは何だって良いや、と言うことに気づいてからは割と楽でした。
「何ができるのか」は技術的なことはモチロン、博士の能力とは何なのかを考えました。私は研究者とは「観察し、仮説を立てて検証方法を確立する能力」を有する者だ、と言う風に考え、この能力をいかせる職場なら、どこだって構わないと考えるようになりました。

自分が「何がしたいのか」と「何が出来るのか」を広くとらえることで、意外な可能性が広がるものです。
就職活動がんばってください。







Re:とても参考になりました  投稿者:sev  投稿日:2007年11月09日 09:12:10  No.49006
I P:133.60.193.181
はじめまして。
私は地方国立の博士2年で、生物系を専攻しているものです。
私もこのサイトで多くの勉強をさせていただきました。
私も現在は就職活動をしています。

longlineさんのような水産系の状況は詳しくないのですが、
いずれの分野においても、自分の研究内容やスキルがそのまま企業で活かせると言う事は稀だと思っています。
それは生物系であっても植物系であっても同じ事だと考えています。
Wさんの言う通り、アバウトに何がしたいのかを考える事が重要だと思います。
その上で、少しでも気になる会社や職があったらトライしてみようと考えるように私はなりました。
「どんな事もやってみないと分からない」ぐらいの気持ちで職探しをしてみると、良いのではないでしょうか。

私は、rodyさんの様に有期雇用やWさんの様に博士後に派遣社員として働いている知り合いがいないので、
是非お二人の博士課程中の就職活動や、今後のキャリアプランなどをお聞かせ願いませんでしょうか。



Re:とても参考になりました  投稿者:ぬん  投稿日:2007年11月09日 11:07:43  No.49007
I P:202.209.152.38
longline様

専門性に関しては、あまり狭く考えないほうがよいです。

>私の専門分野は水産の中でも漁業系に属しており、民間の研究職に従事できるだけの専門性がない事です。
フィールドワークの経験はいくらあっても、試験管などを使用する作業や機械を組み立てる等の知識は全くありません。

博士課程で研究をされているわけですから、
フィールドワークによって得られた一次情報を、
どのよう部分析し、推論を導き出し、それを検証するのか?

については、博士としての専門性があると思います。

博士の真価が問われるのは、この部分ではないかと思います。

このような情報分析に関する専門性を活かせば、
ある程度の融通は利くと思います。



Re:とても参考になりました  投稿者:longline  投稿日:2007年11月10日 14:38:50  No.49008
I P:121.116.117.215
皆さん返信ありがとうございます。
状況が厳しいのは自分ばかりではないと認識させられました。
Wさんやぬんさんがおっしゃるように、「何が出来ないか」を考えるのではなく、
自分に「何が出来るか」「何がしたいか」考えるべきだということ。
前向きでいることが就職活動成功への道ですね。
HFUさんがおっしゃるように、今や大学の教員として採用されるのは
ある程度どこかの研究所で実績を積んでから準教授や教授としてですよね。
私の大学でも、最近は期限付きでしか助教をとっていません。
もしどうしても自分の分野で研究を続けたい、という人がいたら、
その人はどうするべきなのでしょうか。

同じく就職活動中のsevさんrodyさん、同じ女性研究者としても
とても参考になりました。
私の周りでも結婚ラッシュ、すでに到来し始めています…。
皆さん一緒にがんばりましょう!



Re:とても参考になりました  投稿者:トリム  投稿日:2007年11月11日 02:32:26  No.49009
I P:220.0.84.62
longlineさん

はじめまして。ご感想いただきありがとうございました。

参考になったとのこと、管理人としてうれしく思います。

博士課程に進学されたこともきっとのちのちよかったと思えることもあるだろうと思います。

御自身の現状を恨まれることなく、就職に向けての取組みもがんばってください。

また、進路がさだまりましたら、ぜひこの掲示板にお知らせください。








Re:とても参考になりました  投稿者:名無し  投稿日:2008年11月06日 00:37:17  No.49010
I P:125.31.65.244
就職してからも、博士号をとる人が身近に居ましたので、そういった可能性のある企業に就職されると宜しいと思いますよ。

7.3 リソグラフィ
8月30日 11:00〜12:00
30a-L- / II
1 電子ビーム照射によるMoSiフォトマスク修正 東芝セミコンダクター社 酒井隆行,○金光真吾,平野 2,重光文明,山崎裕一郎,長野 修,森 一朗
2 EB直描を用いた65nmノード対応ダマシン配線技術の開発 NECエレ先端プロ1,NECシリコン研2 ○田村貴央1,多田宗弘2,山田泰久1,小島義克1,伊藤文則2,大竹浩人2,井上尚也2,藤井 清1,林 喜宏2
3 散乱電子遮蔽用の庇を付けたナイフエッジによる高精度ビーム径測定 NTT物性基礎研1,NTT-AT2 ○山崎謙治1,猪熊和仁2,生津英夫1
4 キャラクタ・プロジェクション露光における汎用CPアパーチャの実現 イービーム1,東芝セミコン社2,大日本スクリーン3 ○稲浪良市1,馬越俊幸2,中井一博3,市岡義和3,北村清志3,岸本克己1,杉原和佳1
5 EPL用高性能近接効果補正の開発 富士通1,半導体先端テクノロジーズ2 ○荻野宏三1,星野裕美1,町田泰秀1,大澤森美1,有本 宏1,山下 浩2
6 EPLにおける近接効果補正時のCD制御性について ニコン ○清水澄人,上條康一,平柳徳行,鈴木一明
7 FIBによる電子線転写(EPL)マスク欠陥修正後の転写結果 セリート1,セイコーインスツルメンツ2,ニコン3 ○山本治朗1,山本 洋2,清水澄人3,岩崎照雄1,山部正樹1
8 低エネルギー電子ビーム露光におけるマスク内映像電荷誘起遅れの影響 大阪工業大学 ○行本泰祐,小寺正敏
9 表面張力によるパターン変形のシミュレーション 大阪工大 ○落合伸宏,小寺正敏
10 リープルの新アライメント系の開発 リープル1,東京精密2 ○樋口 朗1,冨田登美夫2,山形智生2
11 LEEPLの45nm nodeに向けた課題(1) 解像性 ソニー リソグラフィ技術部 ○吉澤正樹,小國久美子,大鳥居 英,本橋知宣,中野博之,北川哲也,守屋 茂
12 LEEPLの45nm nodeに向けた課題(2) Mix&matchアライメント精度 ソニー1,東京精密2 ○納土晋一郎1,本橋知宣1,中嶋規文2,大森真二1,中野博之1,北川哲也1,守屋 茂1



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