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崖っぷちのふんぎり
投稿者:ru
投稿日:2007年08月31日 08:23:57 No.37001
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I P:71.172.206.152 |
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修正の仕方がよくわからないので、もし二重投稿になってしまったらごめんなさい。
はじめまして。現在、アメリカでポスドク2期目、崖っぷちの33歳です。
去年、公的機関(だった?)のパーマネント研究員の公募にたまたま採用されたものの、 想像をはるかに超えた田舎の貧しそうな研究所で、しかも上司の先生はかなり人間的に 問題のありそうな人っぽかったので(そんな人のところぐらいしかちゃんと公募で人を 取らないですよね。)ここで研究することが私の夢だったの?とブルーな気持ちになっ てしまい、かなり悩んだ末、結局断ってしまいました。
今、外資系企業に勤めている大学院時代の友達(博士持ち)が人を探しているらしく、 誘ってくれています。仕事は研究ではなく、新しいプロジェクト(機械)の学術サポート 及びマーケティングです。機械の理論が分かり、自分でトラブルシューティングができ、 アメリカのR&D部門との架け橋になれるような人材が必要とのことです。仕事はやりがいが あっておもしろそうですが、ずっと研究、研究と考えてきたこともあり踏ん切りがつきません。
アメリカでは頑張って果ての方(笑)とかあまりレベルの高くない大学ならアシスタント プロフェッサーに採用してくれる所もあると思います。今書き始めている論文がそれなりの 所に通れば、またチャンスは広がるだろうと思います。ただ、アメリカのアシスタント プロフェッサーってどうやって設備を安く買うかだとか、どうやってお金をとるかだとか、 どうやってやる気のない学生をおだてておだてて実験してもらうだとか、そんな仕事ばかり であまり魅力的に思えません。もちろん、今の日本の大学も殺伐としてアメリカみたいに なってるのかもしれませんが。と、いうことは研究職をしたくないと考えているのかと 考えたり、考えすぎて、よくわからなくなってきました。
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Re:崖っぷちのふんぎり
投稿者:では何がやりたいの?
投稿日:2007年09月01日 10:23:15 No.37002 |
I P:220.104.209.15 |
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自ら崖っぷちと認識されているのなら、周囲をあてにするだけでなく 自分で状況を切り開く余地はないものでしょうか?
最初の田舎公的機関にしても、パーマネントだったのですよね? こうしたところに素晴らしい上司(就職に苦労しなかった年代)は いないでしょうが、自らの能力に自信があるのなら適当にあしらい つつ時期が来たときに自ら起つか、その無能ちゃんを職場から追放 することも出来なくはないでしょう。 企業に行くのなら、研究以外のスキルが求められるのは当然です。 給与は逆に良かったりしますし、新たな自分を見つけられるかも 知れません。
最初からお膳立てしてもらったところでぬくぬくと生きていけるのは 巨大政治家教授の茶坊主くらいでしょうが、そんな者に教えを受ける 学生は不幸でしょうね。当人は幸せかも知れませんが、周囲も心の底 では軽蔑をするものでしょう。
私は最初の選択をして、自分で研究活動を進めています。
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Re:崖っぷちのふんぎり
投稿者:ru
投稿日:2007年09月01日 11:49:16 No.37003 |
I P:71.172.206.152 |
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そうです、結局自分が何をやりたいのかわからないのが一番の問題かも しれません。研究するのが好きなこともあり、女性ということもあり、 学生時代によくみかけた一生助手の女性教官みたいなのに漠然と自分も なると思っていました。一生ポスドクで本当に生きて行けるならそれが ベストかもしれません。でも、そういうわけにはいかないですよね。
アメリカのプロフェッサーは完全に管理職で研究職ではありません。今は 自分の研究のグラントを書いて、あとは学部生の実験を考えるぐらいで楽 しく実験していればいいという気楽な身分ですが、もっとたくさんのテーマ を考えて、大学院生、ポスドクに自分の代わりに実験をしてもらうこと になるんですよね。そういう立場に自分が置かれるのが恐いのかもしれ ません。
ポスドクとプロフェッサーって全然職種が違うのに、みなさんすんなり 次のステージに進んでいかれるのが本当にすごいなあと思います。 そういうことを怖がらず自分で切り開いて行く度胸がない限り、本当の 研究者にはなれないってことですね。
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Re:崖っぷちのふんぎり
投稿者:ua
投稿日:2007年09月02日 14:10:44 No.37004 |
I P:133.6.58.123 |
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文面を読ませていただく限り、研究というより、実験が好きな方なんだなとの印象を受けました。 ruさんが仰る研究者は、研究者というより、気楽なテクニシャン的な感じの印象ですが・・・
企業研究者でも教授でも、研究するには上司や財団にプロジェクトを理解していただき、お金をまわしてもらわなくてはならないと思います。 それはきっと誰でもわずらわしいことと思っていますが、研究を続ける以上、避けて通れない道だと思います。
それこそ「ふんぎり」をつけて、えいやっと頑張ることが必要だと思います。 頑張ってください。
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