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研究者としての道。
投稿者:RTL
投稿日:2012年12月17日 22:39:28 No.126001
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I P:111.108.95.146 |
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はじめまして。 今年度修了予定の理学部博士課程3年の学生です。 博士号取得後,ポスドクへの進路が決定しておりますが、その後の進路について迷っておりここへ書き込ませて頂きました。
家庭環境のこともあり、博士課程を3年で修了すること(そうでなければ就職)、そしてその後ポスドクであれ何であれ収入を得ることを重要視してきました。 博士課程に進んで研究を続けて来たのは、現在の研究テーマに強い関心を持っており研究を続けたいという自分の好奇心に従ったからです。ただ、お恥ずかしい事に将来設計がやや甘い状態で3年近くを過ごしてきました。研究自体は、必死でやってきたのですが、その先にあるもの、そして目指すもの、何より「研究」という世界環境について深く考えて来なかったようにも思います。もとより、「研究」の世界で生きていくつもりはあまりなく、博士課程で身につけた考え方や知識を活かして将来的にはアウトリーチの仕事が出来ればと考えておりました。
博士論文を執筆しながらそのような仕事を探して就職活動をして、というのは大変だった矢先に、ポスドクのお話を頂き、来年から収入を得て自分で生きて行くことを重視しポスドクとして3年間の進路を確保させて頂きました。 今後頑張っていこうと思ってはいたのですが、博士論文執筆や色々なことが重なり、「研究」という世界に生きて行く事に関心を持てなくなりました。ポスドクとして働かせて頂ける期間は必死で頑張ろうとは思っておりますが、現在そのパワーがない状態です。 私自身の研究室にも問題があるのですが、これまで何度も自殺しそうになったくらい追い込まれ、それでも気付けば自分の好奇心を信じて研究室に留まっておりました。 ただ、やはり、自分の人生を考えるとこの世界で生きて行ける気がしません。
ポスドクのお話は、面接等々で周囲の方々にとてもお世話になりましたので3年間は何とか頑張りたいと思っています。その後は、将来的に、研究の道から進路を変えたいと思っているのですが、そのようなご経験をお持ちの方はいらっしゃいますでしょうか。。。?
ご助言、あるいはご叱咤などご意見頂けるととてもありがたいです。
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Re:研究者としての道。
投稿者:今日もがんばろう
投稿日:2012年12月18日 07:10:36 No.126002 |
I P:125.1.152.94 |
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遅すぎるということはありません。
また、「やや甘い」というのが全く見当違いの場合もあります。
当方はD生の間は考えている者よりも十分でない者の方が多いと思っています。研究が好きで、研究したくて進学したのだからごくごく当たり前の事だと思います。
まずは学内のキャリアセンターを訪問し、 専門としている方の話を聞くことを勧めます。
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Re:研究者としての道。
投稿者:RTL
投稿日:2012年12月20日 21:33:20 No.126003 |
I P:111.108.95.146 |
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早速のご意見ありがとうございます。返答が遅くなり大変失礼致しました。 ご助言、大変有り難いです。 キャリアセンターの訪問を含め、自分の人生について、「この先」についてしっかり向き合って、考えていきたいと思います。
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Re:研究者としての道。
投稿者:BNN
投稿日:2012年12月21日 19:00:07 No.126004 |
I P:202.223.252.37 |
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はじめまして。 医学研究科博士課程4年の学生です。 RTLさんの書き込みに強い共感を覚え、思わず書き込んでしまいました。
RTLさん同様、私も来年度より1年間のポスドク生活を送る予定です。 そしてまた、こうした進路を決断するにあたって ・今後も研究の世界で生きて行く自身が無い ・頑張らねばという気持ちはあるものの現在パワーが無い状態である といった同様の悩みを抱えました。
今日もがんばろうさんが仰られたように、 まずは専門の方にご相談するのが良いと思います。 (既に相談されているかもしれませんが。私もしました。)
その上でポスドクを決心されるのであれば、 今後は肩の力を抜く時間を作りつつ、 取り組まれて行くと良いのではと思いました。
私も似た様な性格なので感じたのですが、 RTLさんは非常に真面目でストイックな方ではないでしょうか。 今後研究から離れた職に就くとしても、上手く息抜きをする (メリハリをつける、心身共に自分をコントロールする) 能力は必要になると思います。 先の3年間では研究と共に、そういった能力を身につけることも意識してはいかがでしょうか。
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Re:研究者としての道。
投稿者:RTL
投稿日:2013年02月05日 05:41:12 No.126005 |
I P:133.87.242.184 |
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>BNN様 返信が大変遅くなりました。親身なご助言ありがとうございます。共感して下さったとのこと、とても心強いです。おっしゃるとおり、上手く息を抜く事が出来ない日々です。息の抜き方が分からないという状況です。ふと追いつめられると、色々なことが楽しめなくなったり、笑えなくなったりとやや危なっかしい生活を送っています。研究者は皆さん辿る悩みなのかもしれません。 ご指摘の通り、上手くメリハリをつけてやっていくように心がけたいと思います。ありがとうございます。
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Re:研究者としての道。
投稿者:トリム
投稿日:2013年02月10日 19:29:03 No.126006 |
I P:118.108.182.73 |
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今は少し研究から離れてしまっているのですが、追われてしまっていると、どんどんと長期的に物事を考えられなくなっていってしまいますよね。
今日もがんばろうさんが勧めておられたように、すでに学内の専門部署にご相談されているかもしれませんが、そのようなところで相談をしたり、そのようなところが主催するイベントに参加してみるというのが、ひとつの息抜きにもなるのではないかと思います。
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Re:研究者としての道。
投稿者:ザムザ
投稿日:2014年02月05日 05:10:01 No.126007 |
I P:114.184.6.226 |
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ポスドク歴7年、現在、国研勤務のザムザです。かつて、この掲示板でお世話になりましたが、もう40歳を超えました。今ではポスドクさんをお雇いする立場になりました。
博士のキャリアを生かして企業で働くことに興味があるなら、産総研のイノベーションスクールはいかがですか。今年は締め切ってしまいましたが民間企業でのOJTを経験できます。給料もでます。興味があったらウェブを覗いてみてください。
私はポスドク暦7年といっても、そのうち2年は研究生でした。無給どころか、アルバイトをしながら授業料を払ってラボの管理、学生と教官の世話をしていました。大学の教官には恨みしかありません。 ・・が、やはり私がお贈りできる言葉は「頑張り続けること」以外、ありません。周囲から苦しい目にあわされた者は、自分だけは同じ過ちをすまいと考えることができるようになります。月並みな言い方ですが、研究だけ、という人生はありえません。今の苦しいお立場が生きるときがきます。
一方、30歳前後で、やる気が出ない、パワー不足と感じるのは良い兆候とはいえません。私は当時ジョギングをしていました(今もしています)。博士課程とポスドクのときは、ジョギングの後に銭湯に行き、コーヒー牛乳を飲んで、研究室に戻りました。長期戦なのですから、どうぞ体力を軽視しないでください。運動はリフレッシュにもなりますよ。
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Re:研究者としての道。
投稿者:RTL
投稿日:2014年04月29日 00:29:29 No.126008 |
I P:114.184.6.67 |
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返信がすっかり遅くなり大変失礼いたしました。 >トリム様 ご助言ありがとうございます。 この1年間余り、日々実験に追われ、ご指摘いただきましたように長期的な視点を失ってしまっておりました。 まだ1年余りではありますが、強迫観念に囚われたりとここ最近心身ともにあまり良くない状態に陥っております。研究室の上司が日々夜中まで、土日も研究しているので、「休む」ことにとてつもない罪悪感を感じるような状態で、息抜きの仕方を覚えないとと思う毎日であります。。。
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Re:研究者としての道。
投稿者:RTL
投稿日:2014年04月30日 13:13:45 No.126009 |
I P:114.184.6.67 |
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>ザムザ様 コメントありがとうございます。 7年のポスドク歴をお持ちなのですね。 産総研のイノベーションスクールは、友人が採用されており、話を聞いて関心を持っておりました。 研究だけという人生はありえない、というお言葉、心強いです。 正直、学生時代と異なる分野に入って、日々色々なことに追われ、心身ともに不調に陥ってしまっており、将来を考え直したりする日々です。 それでも、やっぱり頑張り続けなければ、とも思い…葛藤中です。
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Re:研究者としての道。
投稿者:トリム
投稿日:2014年05月01日 21:44:47 No.126010 |
I P:118.109.127.225 |
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RTL様、ご無沙汰しております。
がんばっておられるのですね。
ポスドクとしてではないのですが、私の場合、博士課程を出てから入った会社で、初めての仕事であったことや、人間関係などの悩みで、仕事が全くうまくいかず、精神的に追い込まれたことがあります。その後、何度かの社内での異動を経て、自分の仕事に関しては割と自信が持てるように業務をこなすことができるようになってきました。
私自身は、ここまで自分自身で決断を行うことなく(同じ会社にとどまり続けるという意味で消極的に決断をしてきているでしょうけれど)、流されることで、今していることが自分のしたかったことでは必ずしもないのですが、それなりに自信を取り戻すことができております。
ポスドクは、進路を自分自身で決めなければならないところが大変なところですよね。「流される」ということもときには解決に結びつくということはあるかと思います。ただ、ポスドクで「流される」という状態がどのように可能であるのかとは思います。たとえば、ザムザさんが勧めておられたような長期インターンシップに申し込んでみるということも一つの選択肢なのかもしれないとは思います。
特に心の健康には気をつけ、自らを追い込まないようにしてください。
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