Re:イケない・・・
投稿者:Dr
投稿日:2007年04月05日 18:54:25 No.8537002 |
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女性オルガズム障害
A.正常な性的興奮相に続くオルガズムの遅延または欠如が、反復的または持続的に存在、オルガズムを 引き起こす刺激の種類または強さは、女性によって大きく異なっている。
B.その障害によって著しい苦痛が生じ、または対人関係が困難になっている。
C.そのオルガズム機能不全が(他の性機能不全を除く)他の第T軸障害ではうまく説明されないし、物 質(例:乱用薬物、投薬)または他の一般身体疾患の直接的な生理学的作用のみによるものでもない。
女性オルガズム障害は、特定の性格の傾向や精神病理とは関係がなく、オルガズムの能力は、膣の大きさ や骨盤筋の強さとも関係がありません。 また、女性のオルガズムの能力は加齢とともに増進していくものです。 ただ、相談に来られる方というのは、マスターペションの経験もなく、「このままではつまらない」という お考えの方がこられたりします。
女性の性機能不全 Female Sexual Dysfunction 女性の性機能不全とは 女性の性機能不全には、性的欲求低下障害、性嫌悪障害のほかに 女性の性的興奮の障害、女性オルガズム障害、性交疼痛症、膣けいれんがあります。 女性の性的興奮の障害 性行為の時に、膣が十分に潤って拡がることができないことを女性の性的興奮の障害といいます。 男性の勃起障害に相当します。膣が十分に潤って拡がることのないままに、ペニスが挿入され、性交が行われると、非常に苦痛なものとなります。 原因としては、性交に対する不安、恐怖、パートナーとの葛藤などの心理的な原因と、 更年期や閉経後のエストロゲン低下などの身体的な原因が考えられます。
女性オルガズム障害 性的活動中に性的興奮に続いて起こるオルガズムが、遅れたりなかったりすることを女性オルガズム障害といいます。 性的な気持ちを抑えつけるなどの心理的な原因で、オルガズムの障害が起きることもありますが、多くの場合には性的な経験や知識が増えるにつれ、 オルガズムの能力は強くなり、オルガズムに達することを知るようになります。
性交疼痛症 性交の最中や、性交の前や後で起きる性器の痛みを性交疼痛症といいます。 この障害は男性、女性ともに起こりうるものですが、女性のほうが多数を占めます。 痛みの程度は軽度のものから、性交が我慢できないものまでさまざまです。性交を考えただけで痛くなる、 あるいは性器部分を触れようとしただけで痛みを感じる人もいます。痛みの場所としては、膣の入り口付近と骨盤内部が多いです。 女性の性交疼痛症は、性的興奮の障害があり、膣の潤いや広がりが不十分な場合に多く起こりますが、その他の身体的疾患や、 パートナーや性行為への嫌悪や恐怖といった心理的な原因でも起こります。
膣けいれん ペニスや指やタンポンや膣鏡などを膣に入れようとしたときに、 膣の外3分の1の部分の筋層に不随意なれん縮が起こることを膣けいれんといいます。 この膣の筋収縮によって、多くの場合は、ペニスの挿入ができず性交は妨げられます。 この筋収縮は通常は婦人科の診察により確認されます。 原因としては、性に対する否定的態度や性的な外傷体験、初回性交の痛みへの恐怖といった心理的なものが考えられます。
オルガズム障害かなと思ったら
婦人科、精神科、当センターを含めた、性障害の相談を行っている心理相談室で、ご相談してください。
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