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極めて辛い1月2日と3日でした。関係者から、今回の結果に対する説明を早く聞きたいところです。翔太君が、ふらふらになりながら、倒れ込むように須河君に襷を渡した時には、「やっばり」との思いと、12月に入ってジョギングしかできていないと言われていた選手をなぜ使ったのか、それも2区にと考えた時に、怒りのようなものが沸き上がってきました。ともかく翔太君に異常がないことを祈ります。今回、まともに戦えたのは、大須田君、代田君、永井君の3人だけでしたね。もちろん選手は一生懸命走ったと思います。選手の体調管理に問題があり過ぎました。また、選手一人ひとりの体調を把握できていなかった首脳陣には、呆れ果てました。ここまで酷い結果だと各区間の話をしても、何の意味もありません。区間最高記録を出した永井君は16番目の選手で、今回は使えないと言われていたはずです。その選手が一番良かったとは、何ということでしょう。彼も無理して走った可能性があるので、何事もないことを祈ります。ともかく、3、4年生に監督のいうことを聞かない選手が多過ぎるように思います。5区予定だった西嶋君は完全に調整の失敗ですね。国士舘記録会で凡走したあとで、関係者が「一人で練習させると、こういうこともあるかなと思っていました。」と言っていました。時すでに遅しでした。選手の主体性に任せると言えば聞こえはいいですが、指導者が無責任になってはいけませんね。たまには、叱咤激励も必要ではないのでしょうか。優勝した日体大は昨年の屈辱を晴らしました。10人の選手を見てみると、高校時代のビッグネームは服部君だけのように思います。中央大学も選手の質は負けていないのではないでしょうか。もっとも、あれだけ有望選手を集めた駒澤ですら優勝できないのですから、今回の箱根で、選手一人ひとりの自覚と指導者への強い求心力が、いかに大切かが分かりました。今年は予選会が二つ控えています。コンディション作りが大変でしょう。しかし、一人ひとりが自分のなすべきことをしっかり認識して練習に励んでもらいたいものです。「箱根駅伝を強くする会」も強化されます。新たな指導体制を作り、選手個々人が確実に成長していけるようにしてほしいと思います。
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