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久しぶりの観劇でした。 日比谷シアタークリエで「飛び加藤」というお芝居でした。 出演は筧利夫、佐津川愛美、涼風真世等でした。 伝説の伊賀忍者「加藤段蔵」を主人公に人形姫をモチーフに したストーリー展開で、手妻すなわち日本古来の奇術がミックス されているというお芝居でした。脚本を「トリック」の脚本家が 書いたこともあり、なかなか奇抜なアイデアと趣向がこらさせて いました。佐津川愛美は過去にNHKの「蝉しぐれ」に主人公の 家の隣に住む少女役で出ていましたね。声がとても可愛いことと、 アクションが上手でした。運動神経が抜群と思いました。これは 意外でした。涼風真世もいい味出していました。絶世の美女と老 婆役の二役。宝塚のトップスターは実力ありますね。 609人定員の小さな劇場でしたが、音響も良く、さらにお客さん も上品な方ばかりで、久しぶりに楽しいひと時を、妻と二人で過 ごしました。 尚、この劇場の前に東京宝塚劇場があります。劇場に着いたときに、 道路に人が大勢並んでいました。何事かと思えば、宝塚のスターが 帰るのを見送る人たちでした。その日のトップスターから順にみん なの前を歩いて帰っていました。途中、フアンの前に立ち止まり、 言葉をかけていました。フアンのみんなは整然としていて、静かに 話をしていました。宝塚のフアンはみんなお行儀が良いんですね。 その光景を見て、隣の日比谷シャンテの地下でスパゲティを食べま した。「壁の穴」という渋谷に本店のある店でしたが、絶品でした。 次は7月12日にイッセー尾形の一人芝居「わたしの大手町」を観 に行ってきます。これを最後に当分一人芝居はやらないようです。 コンサートもいいですが、演劇もいいですね。何よりも「生」が一番 です。
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