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今日は年休をとって、ちょっとした所用で出かけていました。 わたしは「説明を聞く」側にいたのですが、あっち側にいるのとこっち側にいるのは随分と違うものです。
たとえば「あっち側」にいて、つまり説明をする側にいて、謙遜のつもりで言っているのかもしれないけど、それはどうかと思うこと。 たとえば、「要領の得ない話でしたが、おわかりいただけたでしょうか」。 たしかに使いたいですね、あっち側にいたら。
でも、要領を得ない話をして、理解してもらおうってどういうこと?なんですよね。 理解してもらいたかったら、要領を得た話をしないと。 というか要領を得た話をするように努力をしないと。
昨年、日本茶インストラクターとして活動したときも、1年目の初心者ということはお伝えしても、「1年目で何もわかりませんけど」ということは、NGでした。 1年目であろうと10年目であろうと、日本茶インストラクターとしての資格があるからそこにいるわけど、受け手にしたらそういうことは関係ありませんから。 言い訳はしてはいけないのです。
もうひとつとっても気になったことがあって、やたら挙手を求められたことです。 筋トレの講師をするときに、わたしは吉田パパにいろいろと教えてもらったのですが、そのひとつに「受講生に何かを聞いて挙手をさせるというのは、たいへん失礼なことですから、してはいけません」ということがありました。 そういうことを聞いていたので、問いかけをしても挙手を求めることはしませんでした。 たとえば、「腰痛のある方、いらっしゃいますか? 腰痛のある方はこの運動は負担がかかるかもしれないので気をつけてください。」という感じで。 このとき、「腰痛があるひと」と言って挙手をさせたところで、とくに役に立ちませんから。
そういうことがあって、わたしは論文講座でも挙手はないように心がけてきました。 一方で、こっち側の共有のための挙手ということもあって一概にはいえないのですけど。
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