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関東圏ではいろいろと影響がでているようです。 みなさま、くれぐれもご無理のありませんように。
朝ドラは、大人気の「あまちゃん」が終わって、大阪制作の「ごちそうさん」。 料理監修とか、評判のプロダクションが関わっているらしいですが、ドラマとはいえひどすぎることがいろいろあって、いつ見るのをやめようかと思っていたところです。
たとえば、ドラマで重要な役割をはたしているのが「ぬか床」。 あるシーンでは、その糠を顔に塗って、肌をきれいにしようとしたところがありました。 あのぬか床、不思議なのが、昆布や唐辛子などがまったく入っていないただの糠ということ。 それはいいとしても、ぬか床の塩分はたぶん10%はあるくらい辛いもの。 わたしは、毎日、ぬか床をかき混ぜていますが、触っただけで刺激が強くて、こんなもの顔に塗ろうなんていう発想にはなりません。
そして「くず野菜」をぬか床に漬けたら、立派な糠漬けになるという歌。 糠漬けというのは、調理が単純なので、むしろ野菜のおいしさが、できあがりを左右するのです。 品質の悪い野菜を漬けても、品質の悪い糠漬けにしかならないのです。
と、ちょっとばかりマニアックな難癖をつけていたのですが、今日はさらにひどかったですね。 ちゃんと見ていないのですが、杖をついた方がお店に来るという設定で、その人が怒って帰るという場面でした。 杖を悪い脚のほうの手にもっていました。 杖というのは、悪い脚をサポートするので、悪い脚の反対側にもって、反対側を支えることによって、悪い脚の負担を減らすものです。 だから悪い脚のほうに杖をもつというのは、他の身体状況にもよりますが、一応、あり得ないのです。
和歌山のカレー事件のとき、被告(というか刑が確定したので受刑者かな)の夫が杖をついていたのですが、あれも悪い脚のほう杖をもっていたので、あれはウソだと見る人が見ればわかったそうです。
料理がメインのドラマなのに、料理にリアルさがなくて、やっぱりもう終わりかと。
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