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テグの町にはすぐに馴染んで、バス停で待っていたら何か聞かれたり、朝、ホテルの近くの公園を走っていたら、膝を痛めるから土の上を走るようにと忠告されたりしました。地下鉄の駅で切符の買い方がわからずウロウロしているわたしに、地下鉄のことを訪ねてきた人もいました。最終日、マラソンのスタート地点からの帰りのバスが、途中10分くらいの停車時間があって、その間に運転手さんがコーヒーを買ってきてくれました。たくさんの人に迷惑をかけながらも親切にしてもらってほんとに楽しい滞在期間を過ごすことができました。 朝8時頃にホテルを出て、夜のセッションの観戦を終えて帰るのが23時頃で、結構、疲れましたが、仕事も家事もせず好きなことだけをしているのですから幸せな疲れです。ボルト選手のフライングもしっかり見ました。室伏選手の金メダルの投擲は、観客席からだとサークルがあってよく見えないので、テレビのほうがよく見れたと思います。ハンマーが夜空のほうへ80メートル超を飛んでいく様子は美しかったです。どの競技もひとつひとつ印象的でしたが、わたしがもっとも印象深かったのは、女子200メートルでジャマイカのキャンベル・ブラウン選手がアメリカのジーター選手、フェリックス選手を抑えて優勝したとき、泣き崩れて促されないと立ち上がれなかったシーンです。フィニッシュラインを少し越えたところで見ていたので、ゴール後の選手のさまざまな様子を見ることができました。それから今回、初めて十種競技をじっくり見ることができて、かなり面白い競技ということをあらためて実感しました。今後、興味をもって見ていきたいと思っています。 食事は、朝は前日にコンビニで買ったパンまたはおにぎり、昼と夜はプレミア席の入場券についているバイキングで済ますことができました。バイキングの料理がとても美味しかったです。わたしは毎日、ごはんにキムチをたっぷりのせて食べていました。外食はほとんどせず、食べたかった焼き肉も冷麺も食べられませんでした。帰って体重を測ってみると2キロ増えていました。 もっとも困ったのは、滞在2日目に携帯電話が壊れて電源も入らなくなったことです。幸いパソコンをもって行っていたので、ホテルからはメールが使えたので助かりました。フェリーは行きは快適でしたが、帰りはかなり揺れて怖かったです。帰ってもじっとしているとまだその揺れを感じます。毎日、晴天で気温は30度前後で日本より少し涼しいくらいですが、午前中は直射日光のあたる席だったので、かなり焦げました。 今回は陸上観戦が目的だったので、今度は観光をして美味しいものをたくさん食べる旅をしてみたいです。そして2年後の世界選手権はロシアですが、4年後の北京大会へはできれば行きたいと思っています。 以上、簡単にと思いましたが、長文の報告となってしまいました。
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