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臨床家としての哲学を持つには
投稿者:男 32
投稿日:2016年08月11日 04:12:08 No.559001
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こんにちは。 年を重ねるに連れて鍼灸の肩身が狭くなっている様に感じます。 最近では、坐骨神経痛に対する鍼灸の効果を否定する見解が出たり、不妊治療に対する鍼灸の否定的な論文も散見されます。
私は鍼灸師になり12年位ですが、臨床ではやはり確固たる効能効果を出す施術が出来ているか自分自身が半信半疑であり、確証を求められるエビデンスに弱い鍼灸に対する信頼も揺らぎつつあります。
そんな中で、治療する上で大事な自分なりの哲学を持ちたいのですが、私達鍼灸師が持てる哲学の様なものとは一体何なんだろうって思う訳です。
治療家としてただ鍼灸が好き…だけでなく根底を成すものとはどの様なものを持てば良いのでしょうか?
中堅組になりつつある私ですが、なかなか臨床でただ惰性にやってきた様に思います。個々の治療法や介入技法は鍼灸師の数だけある…とはよく聞きます。 それらは各人が興味関心があるものを追究してゆけば良いというのは分かります。 是非諸先生方のご意見頂ければ幸いです。
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Re:臨床家としての哲学を持つには
投稿者:当センター院長 浅川要
投稿日:2016年08月18日 12:59:29 No.559002 |
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お前はどのような哲学を持って治療しているのか?と大上段から問われると、果たして何かあるかな、なにか哲学めいたことを答えても、きっとそれは嘘を答えているのだろうな、そんな気がします。
今の私に答えられることは、自分の立脚している中医学の四診に基づいて、正確に弁証論治がなされ、治療を求めてきた人がいささかでも楽になったと感じられたら、それがなによりなのです。 これが私の答えです。
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