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黄色靱帯骨化症術後異常感覚
投稿者:シャクナゲ
投稿日:2012年04月12日 07:21:12 No.374001
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2年前の3月、胸椎の10/11,11/12の黄色靱帯骨化症の手術を背中からの切開で受けました。昨年8月頃から、切開したあたりに後ろから押されている感じや何か重いものが張り付いている感じなど異常感覚が出てくるようになりました。症状は座っている状態での前屈と立位、歩行で増悪します。寝ているときと、背もたれにもたれているときは何も感じません。整形外科で診察を受けたところ、MRIやレントゲンで異常はなく手術に伴う筋肉の瘢痕ではないかということでした。手術から1年半もたってこのような症状が出るものでしょうか。メチコバールを処方されましたが、好転は期待できるでしょうか。さらに悪化することはありませんか。歩行は手術前より改善されています。よろしくお願いします。 男性、63歳。
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Re:黄色靱帯骨化症術後異常感覚
投稿者:当センター顧問 高橋秀則
投稿日:2012年04月17日 18:19:11 No.374002 |
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シャクナゲさんこんにちは。 脊椎手術後に手術部の違和感を感じることは時々あるようです。手術直後は安静にしていたり、傷痕の痛みなど他の感覚に紛れたりなどの理由であまり感じず、ある程度の期間をおいて出現することもあります。シャクナゲさんの場合も術後だいぶ経ってから出現したようですが、そうであれば手術部の瘢痕、背部筋へのストレスの増加、などでご相談の症状があると思われます。画像診断で特に問題がなくても症状の出る方もいらっしゃいます。現代医学的あるいは解剖学的に明確な説明が難しいことから「瘢痕」などの言葉が使われますが、実際にはそのメカニズムははっきりしないのが現状でしょう。メチコバールははっきり言って気休めです。日常生活に支障がない程度であればあまり気にせず様子を見ていればよいでしょう。東洋医学的には手術部位の気血の滞りがみられると解釈し、漢方薬や鍼灸を行うことがあります。効果は個人差がありますが、症状改善がみられることがあります。
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