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胸椎ヘルニアの手術法
投稿者:ひろすけ、63、男
投稿日:2010年11月21日 15:52:49 No.294001
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背中に違和感が続くため胸椎のMRIをとったところ6/7番にヘルニアがあるといわれました。25%ぐらい神経を圧迫しているが小さいので、問題ないとのことでした。念のため手術方法を聞いたところ前方除圧固定術といわれましたが、詳しい説明はありませんでした。歩行にも少し違和感が出てきたため心配です。この手術方法はどんなやり方なのでしょうか。ほかの病院では違う方法もあるようですが、一番一般的な術式でしょうか。よろしくお願いします。
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Re:胸椎ヘルニアの手術法
投稿者:当センター顧問 高橋秀則
投稿日:2010年11月23日 23:44:38 No.294002 |
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ひろすけさんこんにちは。 胸椎ヘルニアの手術についてのお尋ねですが、私も専門ではないので詳しいことはわかりません。一般的には脊椎手術は脊椎の前方からアプローチする方法と後方からアプローチする方法があります。後方からはうつ伏せの体位で行いますが、文字通り背中を切って、脊椎棘突起やその他の脊椎の部分を削って脊髄をよけてヘルニアに到達してこれを除去する方法です。前方アプローチは頸椎や腰椎なら仰向け、胸椎なら側臥位の体位で行い、頸椎ならば気管の側方から頸動脈や頸静脈を分けて、腰椎ならば開腹して大動脈を避けて脊椎前方に到達します。胸椎ならば肋間を切って肺を避けて脊椎前方に達します。お尋ねの胸椎ヘルニアは他の部位に比べて珍しく、ヘルニアがあるからといって「背中の違和感」のために手術をするという話は聞いたことがありません。「頸椎」であれば前方除圧固定術は比較的よく行われますのでうなずけます。この場合は手術するかしないかは「背中の違和感」ではなく、運動麻痺など神経症状の程度などで判断するはずです。
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