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[288] 手の痺れ  投稿者:佐藤 67歳 男性  投稿日:2010年10月05日 13:33:24  No.288001
ここ10年左手の痺れになやまされています。仕事は50キロくらいの荷物を運んだり、若い者も悲鳴をあげるような激しい肉体労働をしてます。薬指と小指が痛くて夜も目が覚めることがあったのですが、近所の針灸院で、頸の鍼と手の甲あたりに鍼と電気をかけてもらうと、痛みだけは、治まりました。りゃっこつしんけい、というところに原因があるらしいです。そこの鍼の先生は私が腰が悪くて歩けなかったのを完全に治してくださったので、ずいぶん長く通ってますが、指の痺れだけは未だに治りません。
痺れは針灸では治るのでしょうか? 中医センターにいけば、治していただけるのでしょうか?まだまだ、仕事を引退したくないので、手術とかは絶対にしたくないです。どうぞご教授ください。



Re:手の痺れ  投稿者:当センター顧問 高橋秀則  投稿日:2010年10月07日 10:54:53  No.288002
佐藤さんこんにちは。お尋ねの症状は尺骨神経の障害だろうと思います。尺骨神経は腋窩の腕神経叢から別れて肘をとおり、手首にいたり小指や薬指の感覚、運動を支配します。肉体労働をされるということですので、考えられるのは肘で尺骨神経が圧迫されるか、頸椎の疾患(頸椎ヘルニアなど)だろうと思います。正確な診断は拝見しなくては何とも言えません。整形外科の先生にやっていただくのがよろしいかと思います。肘でも頸でも手術になることはありますが、すぐになることはなく、たいていは内服薬、リハビリなどを行います。場合によっては注射もします。
一般に腰痛は筋骨格の痛みのことが多く、神経の障害よりははりで治しやすい傾向にあります。従って近所の鍼灸院で腰痛はよく治ったが手の痺れは治らない、ということがあっても不思議ではありません。これは病院で治療しても同じです。整形外科に行けば「痺れは治らない」と言われることが良くありますが、その位厄介なものです。患者さんにすれば最後の手段のつもりで受けた手術をしても完全には治らないことが多いので、整形外科の先生もそのようにおっしゃいます。
私の経験では西洋医学的治療よりははり治療の方が副作用が少ないこともありますが、手の痺れに対しても有効な印象があります。完全に治らなくてもうまく付き合ってお仕事ができる程度に管理できればよい、というつもりで鍼治療を受けられるのは意味があると思います。ご参考になさってください。



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